3-3.将来の支出を考える

3-3.将来の支出を考える

過去の支出が把握できた後に将来の支出について考えなければなりません。

将来の支出はどのように考えると良いのでしょうか?

しかし、将来の支出は環境の変化によって変わるものであり、不確実性の高い項目になります。しかし、今では必要と考えたものについては、ネットで検索すればある程度の概算額がわかりますので、その金額を使用するというのも1つかと思います。では、実際にお金を事前に準備方法を考えていきたいと思います。

例えば、将の大きな支出を考えた結果、以下の項目に関する支出があると考えます。

  • 10年以内に家を買いたいと考えそのために頭金として300万用意したい
  • 自宅購入時に、自家用車を買いたいため200万円を用意したい
  • 1年後に子供の小学校準備資金として、10万円用意したい

 

このような場合、どのように考えれば目標額まで達成するでしょうか。

ポイントは期間と予想収入額で計算できます。

①~③の合計は510万円と高額ではあるものの、どのタイミングまでに期間は10年と1年といったように、次期によって目標達成額がことなります。

510万を10年で貯めようと考えると毎年51万円の貯金が必要となります。月で計算すると4万2500円を積み立てなければなりません。このような金額を見ると毎月そんなに貯金するのは無理だよという声も聞こえてきそうです。

しかし、考えてみてください。毎月の給与で4万2500円を貯めることが困難な家庭でも、ボーナスが年間70万あり、そのうち50万円を使わずに10年貯めれば、500万となります。

残り10万円に関しては年間1万円、月でいうと834円ほど貯めていけば10年で10万円となり、ボーナスと合わせて510万円貯蓄することが可能となります。どうでしょう?できそうですか?

いやいや、ボーナスをそんなにもらえないという方やボーナスなんてないからそんなの無理だという方もいらっしゃるかと思います。

ここで考えてほしいのは、時間軸となります。

確かに上記の通り、総額は510万円と高額ではあるものの、直近で必要な額は子供の小学校準備資金10万円となります。

まずはここを目指して月々8,334円を貯蓄するとします。すると年間で10万円を達成することが可能となります。それじゃあ、残り500万円はという話になりますが、500万円については残りの9年で貯めるという方法ではどうでしょうか。

給与というのは、働く期間が長ければ長いほど増加する傾向にあります。このため、8,334円を12か月貯めたとしても10万円ほどですが、逓増することを想定し、2年目には毎月1万円、3年目には毎月2万円、4年目には毎月3万円、5年目には毎月4万円(年間48万円)、と毎年1万円ずつ増やしていくことができれば、最終的には500万円を超える金額を貯めることができます。

そんなの無理と思う方もいらっしゃるかと思いますが、皆様にお伝えしたいことは、人間は生まれながらに平等ではないものの、1日が24時間ということだけは平等だと私は考えています。その24時間をどう過ごすかによって、上記に記載した金額以上の余裕資金を稼ぐことができる可能性があります。

決して諦めないでください。諦めることは、その諦めるという姿勢が悪いのではなく、諦めるという結論に至った瞬間から、目的達成に対する思考が止まってしまうことだと考えています。もちろん、1つの方法にこだわる必要はないかと思いますので、目標達成のためにあらゆる方法を試してもらえればよいかと考えます。

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