別の記事で、「貧乏には戦略がない」という記事を書かせてもらった。
では、ここでいう戦略とはどういことをいうのであろうか。
まずは戦略とはどう定義づけられているか見ていくことにしよう。
「戦略とは、一般的には特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術、科学である(引用:Wikipedia)。」
戦略とは、目的達成のための長期的な視野なのである。
高所得者層の多くの人(そのほとんどと言っても過言ではないかと考えている)が持っていて、貧乏人の多くの人が持っていないのが、目的達成のための長期的な視野なのである。
なぜ、高所得者層は目的達成のための長期的な視野が持てて、貧乏人の多く人は長期的な視野が持てないのか。
理由は明確である。高所得者層は将来を生きているのに対して、貧乏人は今を生きているからである。
それでは、高所得者層は将来生きているということはどういうことか?それは、将来に対して投資をしているということである。
高所得者層は明日明後日ましてや3年後くらいまでの生活は既に見越すことができる環境にあり、将来においてどのようなことを実現していたいかということを意識又は無意識的に行っているのである。
このため、高所得者層は将来実現のために自分又は子供に対して将来のための自己研鑽や教育のためにお金をかけることができ、その成果が通常は収入増加につながっているのである。
それに対して、貧乏人は今を生きているとはどういうことか?
それは、貧乏人は現在の生活を行うことにいっぱいいっぱいで、現在に対して目を向けない生きてはいけず、将来に目を向ける余裕などないのである。
ましや、将来のために自己研鑽や教育に対して十分な投資等できるはずがない。なぜなら、その投資が身を結ぶかどうかわからないのに、今の生活費を削って将来に対して投資するなど言語道断と考えるのである。
これは貧乏人の方が悪いという話ではない。むしろ、貧乏を知る私から言えばむしろ貧乏人は悪くないと声を大にして言いたいくらいである。
高所得層と貧乏人とでは、明らかに物事を考える基盤である環境が違うのである。
しかし、この将来に対する投資である自己研鑽や教育のためにお金を費やせるかどうかで、将来あなた、あるいはあなたの子供が高所得者層になるか低所得者層になるのか大きな分かれ目となるのである。
こんなことを言うと、今やTop YOUTUBERのようにスポットライトを浴びて、一発逆転ができると考える人もいるかもしれません。
しかし、どの時代に一発逆転により大成功を収めた人は多くいます。今、YOUTUBERがびっくりするぐらいの金額を稼いでいますが、バブルの時代においても不動産によって大儲けした人もいます。また、ITバブルの中で、大儲けした人いることを考えると、いつの時代でも大成功を収める人は一定数いるが、それに気づける人は一握りという構図は変わっていないのではないかと考えます。
このため、貧乏人の方に伝えたいのは、まずは戦略を持とうということです。