生活が苦しいのあなたのせいではない!!支出の変化 2-4.食費の変化

2-4.「平成」から「令和」にかけての食費の変化

人が生きていくために必ず食事をしなければならないため、食費は生活のなかで重要な要素を占めます。それでは、この食費にかかる物価がどうのように変化していったかを見ていきましょう。

 

【図4-3-1】をご覧ください。

【図4-3-1】

(出典:総務省 消費者物価指数(食料)

 

【図4-3-1】は、食料の消費者物価指数となります。直近年度の平成30年度における食料の消費者物価指数が、103.6であるのに対して、平成元年の84.1と大きく下回っています。仮に、食料の消費者物価指数の100の場合における家族4人の月額食費が50,000円であった場合、平成30年度においては51,800円となり、平成元年においては42,050円となります。令和元年8月の食料の消費者物価指数が104.2となっています。この場合、消費者物価指数の100の場合、52,100円となります。平成30年度と平成元年度を比較すると月額9,750円の差が発生しています。年換算を行うと117,000円の家計の負担となります。この食料の消費者物価指数は、生鮮食品、穀類、魚介類、肉類、乳卵類、野菜・海藻、果物、菓子類、飲料、酒類、外食等を総合したものであり、各家庭においてその支出内容が異なりますので、各家庭において支出する項目の違いにより上記のような概算額そのまま各家庭に当てはまるわけではありませんが、いずれにしても食料の消費者物価指数全体では平成元年と比較して増加していることが見て取れるかと思います。

このように我々が生きるうえで、重要な要素である食料についてもこの平成から令和にかけて大きく値上がりが進んでいることが見てとれ、我々の家計に大きな影響があることがわかるかと思います。



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