1カ月の支出を把握する方法は、Money Forward等家計簿のアプリを利用する方法もありますので、アプリを使ったほうが便利だという人はアプリ使ってまずは1カ月の支出を把握してください。ただし、アプリによってはCSVファイルで出力するためには追加の費用が必要なものがあるため留意が必要です。
ここでは労力はかかるものの安価と個人の努力のみで可能な、Excel等の表計算ソフトを使用して、1ヶ月の項目を細分化する方法を紹介します。
例えば、家賃 〇〇円やローンの支払い、食費〇〇円と行った風に1ヶ月のキャッシュの流れを可能な限り把握してください。また、クレジットカードの明細についても、記憶のある限り、詳細に記載して下さい。なお、お小遣い制度を採用しているご家庭に関してはお小遣いの使徒まで細分化する必要はないかと思います。何よりも先にお小遣いを減らすと仕事に対するモチベーションに大きく影響する可能性があり、結果として仕事に対する生産性が下がり、将来のキャッシュインに影響する可能性があるため、お小遣いの細分化をすること自体は最終手段と考えて頂くのがよいかと思います。
以下は例示として集計したものとなります。
(工事中)
上記のような手法により、細分化したものを次に、ABCとランク分けて下さい。分け方としては、かなり主観的なになり、人によって異なる結果になりますが、あまり気にせず、気軽に決めていって下さい。
まず、Aに分類するものとしてはこれがなければ、生活が成り立たないものでかつ節約によって減額することが不可能なものをAとして下さい。例えば、衣食住のうち、家賃や食費、水道光熱費等はこれにあたるかとおもいます。また、現代おいて、スマフォや携帯なしに生きていくのは、現実問題難しいかと思いますのでこれをAあるいは後述するBとするのが現実的なところかなと思います。
次にこれがなくては生活に多少の支障がでるというもの又は減額可能なものをBとしてください。先ほど携帯はA又はBとしたのは、携帯のキャリア等の変更により月々の携帯料金を下げることができる可能性がある人はB、もうこれ以上の携帯料金の値下げは下げられないという人はAとするのがよいかと思います。
最後に贅沢、嗜好品等生活においてなくてもなんとか生活していけるものをCとしてください。わが家の場合、これに該当するものとして、レジャー費とお菓子代金を含めました。
次に各種支出項目を変動費と固定費にわけてください。
ここにいう固定費とは毎月定額又は一定額を支払わなければならないものいいます。固定費については、電気料金のように、基本料に使用した電気量に基づく変動費が加算されるものもありますが、ここは固定費としてとりまとめていただくのがよいかと思います。迷ったら固定費部分が多ければ固定費、変動費部分が多ければ変動費として頂ければよいかと思います。あくまでも支出区分をするものなので、長いこと悩まず、さくさくやっていきましょう。後々、その時固定、変動区分に違和感を覚えたら、変更すればいいのですから。
これで作業完了です。