
退職後に次の仕事を探す期間は、収入がいつ途切れるのか不安になりやすい時期です。雇用保険の基本手当(一般に「失業給付」と呼ばれることがあります)は、離職した人が求職活動を行う間の生活を支え、再就職を促すための制度です。
受給できるか、いつから受け取れるか、何日分かは、離職理由、被保険者期間、年齢、就職できる状態か、求職活動の状況などで異なります。この記事では、退職後に確認する順番と、ハローワークでの手続きの基本を厚生労働省・ハローワークの一次情報をもとに整理します。
目次(クリックするとジャンプ)
基本手当を受けるための4つの確認
- 雇用保険の被保険者期間:離職日以前2年間に被保険者期間が通算12か月以上あることが原則です。倒産・解雇等の場合は、離職日以前1年間に通算6か月以上など、離職理由により扱いが異なります。
- 就職する意思と能力:働く意思と能力があり、積極的に求職活動をしていることが必要です。
- 失業状態:就職しておらず、就職するために努力している状態が前提です。
- 受給期間:原則として離職日の翌日から1年間です。病気、けが、妊娠・出産・育児などによりすぐ働けない場合は延長できる場合があります。
退職後から受給開始までの流れ
1. 離職票を受け取る
会社から離職票を受け取り、内容を確認します。離職理由は給付制限や給付日数の取扱いに関わるため、事実と異なる場合は窓口で相談してください。
2. 住所地を管轄するハローワークで求職申込みと受給手続き
離職票、本人確認書類、個人番号確認書類、写真、本人名義の預金通帳等を持参する案内があります。持ち物は変更される可能性があるため、管轄ハローワークの案内も確認しましょう。
3. 7日間の待期
受給資格決定後、失業している日が通算7日間に達するまで待期となります。待期後の扱いは離職理由等によって異なります。
4. 雇用保険説明会・失業認定・求職活動
受給資格者証等を受け取った後、認定日に求職活動の状況を申告します。認定を受けるための求職活動実績の要件は案内に従って確認してください。
自己都合退職の場合に確認したいこと
正当な理由のない自己都合退職では、待期満了後に給付制限がかかる場合があります。ただし、制度改正や離職理由・退職回数等によって取扱いが変わるため、記事だけで日数を断定せず、受給手続き時にハローワークへ確認してください。
退職直後の家計では、失業給付だけでなく、健康保険・年金・住居費の手続きを並行して確認することが大切です。保険料などの固定費を見直す手順は固定費 見直しは何から?家計を苦しくしない5つの順番とチェックリストも参考になります。
よくある質問
アルバイトをすると基本手当は受け取れませんか?
働いた日数や時間、収入額等により申告・取扱いが必要です。必ず認定申告書に記載し、事前にハローワークへ相談してください。
退職後すぐに手続きしないとどうなりますか?
原則として受給期間は離職日の翌日から1年間です。先延ばしにすると、所定給付日数を受けきれない可能性があります。事情があって働けない場合は受給期間延長の可否を確認しましょう。
まとめ
基本手当は「退職すれば必ず受け取れる」ものではなく、被保険者期間、働く意思・能力、求職活動、離職理由などの要件を満たす必要があります。離職票が届いたら、まず管轄ハローワークで必要書類と手続きの流れを確認し、家計の支払い予定も同時に整理しましょう。
参考資料(確認日:2026年10月10日)
注意書き
- 本記事は一般的な情報提供を目的としており、受給資格、給付日数、給付額を保証するものではありません。
- 離職理由、被保険者期間、個別事情、制度改正により取扱いが異なります。
- 申請前に必ず管轄ハローワークで最新の要件、必要書類、認定・求職活動の取扱いを確認してください。